水面に冷たく透徹る星たち
瞬く光で画布を彩る
草木の冴えてく月下の庭で
あなたに見せたい景色だ
ひゅるひゅる 回る風と歌い踊り
ぽろぽろ 奏でる楽手の旋律は行く
ぽしゃぽしゃ 瞳に映して煌めけ
水尾曳く響きは 月の舟
影絵みたいに揺れてる 夜空の海へ
銀の舳 涙燈しながら
照らすように 巡る旅
零れて転がる色 あふるる想い
月夜の静寂に 星菫咲く音
紅玉の心臓仕掛け 自鳴琴
恋も靴を鳴らす 月の弦
心に注がれ凍みる月光で
そっと氷る涙堕ちるならば
砕ける音色は 夢む印象
影絵みたいに揺れてる 夜空の海へ
たった一つ 緋の色を残して
出づる日を迎えましょう